平日のお昼は蜜の味

きのう歯医者さんに行くために時間休を取り、お昼すぎに会社を出た。

歯医者さんは築地駅から徒歩15分くらいのところにあって、築地市場をまるまる通り抜けて行くことになる。

地下鉄を降りてしばらく築地市場を歩いていると、私はなんともいえない幸福感に満たされていった。

平日のお昼に外を歩くこの解放感!
今働いている人に対する申し訳なさ!

まだ1月中旬なのに3月並みの温かさだったからかなんとなく街を歩いている人ものんびりしている。

土日のガヤガヤとした活気のある雰囲気とは違っていてゆっくり時間が流れているみたいだ。

以前勤務していた会社は外出も週に2,3度あったけど、今の会社は100%内勤なのでランチで外に出ることがあっても街中を歩くことはない。そもそも平日に日光を浴びることがほとんどない。

冬は定時で帰っても外は真っ暗だし、会社でも窓はだいたいブラインドがかかっていて外は見えない(せっかく12階のオフィスで海が見渡せるのに)。

それでも休憩スペースからは外が見えるので、ランチのときはぼーっと外を歩いてる人を眺めたりする。

いいなあ外歩いてて。

これは空に飛行機を見つけた時の気持ちと同じかも。
あとは駅で新幹線が通り抜けたときとか。

そうやっていつもはうらやましいと思っている人に今は自分がなってるんだと思うと・・・!

これまた至福の極みなり。

 

そうなると平日オフィスに拘束されている仕事っていったいなんなんだろうと思う。

休むのも申請と上司の許可が必要だし、もちろん自分の判断で外出なんてできないし。

自由がないよね。

いやでも、仕事が嫌いな訳じゃないだよな。

初めて転職活動をしたとき働いていた会社を辞めてから次が決まるまで3ヵ月くらいかかった。

最初は自由を味わったけど楽しいのは1週間くらいで、その後は何も起きない毎日が退屈で退屈でしょうがなかったっけ。

仕事が決まったときは嬉しくて飛び上がったし、働き始めた会社では仕事も充実してやっぱり自分は働いていたほうが活き活きするなと思った。

だから結局はないものねだりなんだけど・・・
分かってるんだけど!!

それにしても平日のお昼に外を歩くのは楽しかった。

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