MORE4月号の別冊付録に
お弁当のレシピ集がついていた。
題して
『世界一らくちん★おいしいお弁当BOOK』。
サブキャッチに
「毎日、気負わず楽しく作れるレシピ集の決定版!!
さあ、今日はどれ作る?」
と続く。
背景できゃるきゃるきゃるーん★って
効果音が聞こえてきそうだわ。
ひとまずページをめくってみた。
掲載されているレシピはこんな感じ。
「お花が咲いたような愛らしさ♡
カラフル肉巻き弁当」
・野菜の肉巻き
(オクラ、赤パプリカ、黄パプリカ)
・ゆで卵のみそ漬け
・菜の花と油揚げのおひたし
・海苔でデコしたおにぎり
・・・。
・・・。
ってなんなのこれーー!?
これが世界一らくちん★レシピだって?!
お弁当ってゆうのはもっと
とてつもなくめんどくさいものなんじゃい!!
バカにするんじゃないわい!!
他のレシピのキャッチコピーも
いちいち気に障ってしまう。
「たった5分でできちゃうなんて!
時短のっけ弁当」
→ぜったいできない。
3分クッキングみたいに全部用意されてる
ような環境じゃないとムリ。
「難易度高めな春巻きをイージーに♪
ツナの春巻き弁当」
→ぜんぜんイージーじゃない。
材料セロリ15g・豆苗6本ってそんなのない。
お弁当の見た目は可愛い。
可愛いんだけども解説がありえなさすぎて
だんだん腹が立ってきてしまう。
この気持ちはなんだろう・・・。
うさんくさい求人サイトを見てる感じ?
それか都合の良いところにしかスポットを
当てない形だけの社内報を読んでいる感じかな。
私の周りでお弁当作りが続いている子たちは
みんなTHE・手抜き弁当だよ。
・昨日の残り物&ふりかけ
・ペンネ
(トマトソースかけただけ)
・マーボー丼(クックドゥー)
しかもだいたいタッパーに入ってる。
洗いやすいからね!
そう、これが現実!!
お弁当のためにおかず作るのって
た〜いへんなんだって!!
なのにこんな風にお弁当作りは簡単★
みたいな紹介されちゃうと
実際やってみでできなかったときは凹むし
ちゃんと作ってても大したことじゃないって
思われちゃうし何も良いことないよ!
ってゆう憤りを会社の同僚2人に話した。
そしたら同僚も読んでいたらしく
(MOREは会社の雑誌コーナーにある)
「おんっっなじこと思ってた!」
と激しく同意してくれた。
それから3人でこのお弁当BOOKについて
散々悪態をつきうさを晴らした。
言いたい放題に言ってお腹が痛くなるまで
笑ったからか、その後は気分もスッキリ。
お弁当作りをしている人に
気持ちが分かってもらえてうれしい^^
こういうレシピ集はもっと真実を
伝えてくれたら良いのに・・と思う。
例えば
「初心者では形が崩れる可能性が高く、
下準備には少なくとも30分かかります。
しかし完成したお弁当は素晴らしく華やか
なので、注目を集めるでしょう」とか。
そしたら
「う〜ん。難しそうだけどやってみよう!」
って覚悟ができるのに。
というかお弁当って綺麗なのは最初だけで
食べ始めた途端崩れていくから気合いを
入れて作ってもあんまり報われない。
インスタに載せるためだったら
頑張るのもわかるけど。
だけども散々言ったあと気づいた。
このお弁当BOOKは現実とかけ離れているけど
それで良いんだと。
だってこのお弁当BOOKは
「お弁当を作ってる可愛いわたし♡」
をイメージできてうっとりできれば
それでokだから!!
実際お弁当を作らなくて良い。
作ろっかな♪と読者がウキウキできれば
それがゴールだ。
だからあえて真実を伝えていない・・・。
今はお弁当のリアルを知っているから
このお弁当BOOKが夢物語だって分かるけど、
私は他のことで何かたくさん
勘違いをしている気がするよ。
いつか気づく時が来るのかしら。
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