会社で配られるフリーペーパーで「働き手の幸せが顧客の幸せと業績につながる」というタイトルの記事を読みました。
記事の内容はラグジュアリーホテル初の女性総支配人に就任した方が、これからの働き方についてインタビューされたもの。
この記事を読んで、先日腹を立てた設計士さんのことを思い出しました。
目次
設計士さんは幸せ?
私たちのお家を担当してくれている設計士さんは、穏やかで優しい雰囲気の方です。
楽しそうに仕事をしているし、仕事にプライドも持っていそう。
でも個人事務所ではなく設計事務所に勤務しているので、自分がいいと思うものより会社が一番売りたいものを勧めなくてはいけないこともあるかもしれません。
この間天窓の費用について聞いたとき、「天窓をやめることもできるので(そんなに言うならやめろよ)」と言っているように聞こえたのは、設計士さん自身何か違和感を感じていたからかもしれません。
設計事務所の中のことは分からないけど、もしかしたら設計士さんが自由に提案できるような社風だったら違ったのかな?
もし無理のない仕事配分で今より少しでも余裕があったら、私たちが質問したことについて調べてくれたりしたのかな?
設計事務所に対して思うこと
設計事務所にはいくつか不満に感じた点があります。
- HPでは耐震等級3を推奨しているのに、実際の標準仕様は耐震等級1。
(設計士さんも自分で家を建てるなら3にすると言いながら、私たちには1で十分だと言う)
- 標準仕様の内容がいつの間にか変わっていた。
契約のタイミングでもらった資料には選べる玄関ドアの種類はたくさんあったのに、契約後にもらった資料は選べるドアが半分以下に減っていた。社内でしっかり連携が取れていない様子。
- 見積もり内容を詳しく出してくれない。
例えば玄関にタイルを貼るとしたら、本当は「タイル1枚○円、工事費○○円、合計○○円」と出してほしいのに、「一式:××円」としか出してくれない。(見積もりを出してほしいと相談しても「うちは作っていない」と言われました)
- 耐震等級についての説明資料や、建築工法について説明できる資料がない。
お家を建てるならしっかり理解しておきたい部分なのに、なぜないんだろう?どうして資料を用意しておこうという気にならないんだろう。
お家づくりはほとんどの人が1回だから、設計事務所だとお客さんをリピーターにすることまで考えなくてもいいのかもしれません。
地域密着型の工務店ならなおさら。
でもお客さんに心から満足してもらえないままでいいのでしょうか?
新卒だったころを思い出した
新卒で入社した会社は30人ほどの小さな広告代理店で、テレビや雑誌広告の他に自社でテレビ番組も制作している会社でした。
最初は憧れの広告業界に入れたことが嬉しくて毎日充実していましたが、入社して半年くらい経ったころから徐々に会社に対して不信感を感じることが出てきました。
例えばこんなこと。
- テレアポでは「テレビ番組の取材です」と言うのに、実は有料の広告を売っている
- 提示する視聴率はデタラメ
- 社長や経営陣が会社の利益を出すことしか考えていない
- クライアントからフィードバックをもらおうとしない。改善しようという気がない
- サンプルとして提示したものより明らかにクオリティが低いものを平気で作る。それを会社の誰も気にしていない。
会社のやり方に疑問を感じても、ノルマがあるので自分の立場を守るためには会社のやり方が一番手っ取り早い。
今思えば経営陣に改善を提案するとか、クライアントから評価してもらって改善点をまとめるとか、「自分はクライアントに本当に満足してもらえることだけをしよう」と決めて仕事をすることもできたかもしれません。
でもあの時の私にはそんなエネルギーも考え方もなくて、自分の仕事に嫌気を感じつつ会社の営業手法を続けてしまっていました。
きっとクライアントも私に対してがっかりしたり、期待外れだと感じていたと思います。
私たちの誠意を伝える
自分に正直に仕事できないと、幸せにはなれない・・!
ごまかしながら適当な仕事してたら、いつの間にか自分の良心に傷がつきます。
そんな仕事レベルに顧客が満足する訳ないですよね。。
設計事務所は、私たち顧客の声をもっと拾って改善していってほしい。
一生に一度の家づくりという重みをもう一度考えて、本当に満足できる物を提供できているか振り返ってほしい。
設計士さんは、私たち顧客に寄り添ってほしい。
投げやりにしないで、私たちが満足できる方法を一緒に探してほしい。
私たちは、適当に対応されることがないようにきっちりやります!!
分からないことは聞く。分かるまで聞く。納得できたことだけ進める。
なんとなくごまかせる相手だと調子に乗ってどんどん手を抜かれますからね・・・。(私がそうしていたように)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
お家づくりは続きます。
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