地盤調査の結果、地盤改良は必要なかった。その理由は?保証内容は?

以前の記事で地盤調査結果の見方について色々調べた結果、大枠は理解できたもののいくつか疑問点が残りました。

地盤調査結果についての記事はこちら↓

分からないままなのもスッキリしないので不動産会社に問い合わせたところ、先日地盤調査を行った会社からのコメントを転送してくれました。

今回は私が感じた地盤調査結果に関する疑問点と、調査会社の回答についてレポートします(^O^)

 

目次

地盤調査結果で気になったこと

ネットで地盤改良が必要になる基準を探してみても、サイトごとに数値が異なっていたり判断基準がそもそも違っていたりと、何が正しいのか分からなくなってしまいました(>_<)

営業さんは地盤改良は必要ないと言っていたのでその言葉を信じても良かったのですが、どうにも信用できず笑

だって地盤調査報告書はハイッ!と渡されただけで詳しい説明とかはなかったし。

疑問点を不動産会社に問い合わせてみました。

メールをそのまま記載しちゃいます(^O^)

先日いただいた地盤調査結果について質問がありご連絡させていただきました。

地盤改良必要なしとのことでしたが、下記の点が気になっています。

測点5つとも貫入深さ6.50~7.25あたりにN値3.0、半回転数0の箇所がある

測点2については荷重0.75が50㎝ある

先日地下水脈があるためとお伺いしましたが、報告書にはその点についての解説がなく、測点のどの箇所が該当しているのか分かりませんでした。

調査会社によって判断基準が異なるのかと思いますが、どのような点で地盤改良が必要ないという判断となったのか詳細を教えていただけますでしょうか。

また下記についても気になっており、お手数ですが合わせてご回答いただけますと幸いです。

測点1は貫入深さ0.25でN値0.8となっているが、どのような対策をするのか

調査結果に記載されていた根切り底への転圧は実施していただけるのか

地盤保証の内容詳細(万が一家の傾きが起こった場合の保証金額など)

お忙しい中お手数をお掛けして申し訳ございませんがどうぞよろしくお願い致します。

ペロッと報告書を渡されただけじゃあ安心できません(>_<)

どういう理由で地盤改良の必要はないという判断をしたのか、納得できる解説をもらえることを期待しました。

 

不動産会社からの返信

数日後不動産会社から返信がありました。

お世話になっております。

地盤の件で地盤調査会社のジャストトレーディング株式会社より以下の回答がきております。

◆調査地は台地部に位置し、安定した数値を示している。

表層部において自沈層の介在が見られるものの、基礎工事の際、根切り底への入念な転圧(60kg級ランマ―にて3往復程度)を行う事により、基礎直下の締固めが行われると考えられます。

貫入深さ6.50m付近の自沈層は凝灰質粘土層であり、SWS試験の特質から低位な数値を示していますが、ベタ基礎(20kN/㎡)の採用には支持力的にも可能と判断しました。

この回答で分からない点があれば、再度調査会社に問い合わせるのでご連絡くださいとのこと。

うーん???

つまり

  • 根切り底への転圧を行えば問題ナシ
  • 数値が低いところもあるけどベタ基礎なら大丈夫

ってこと?

なんか分かったような結局分からないような~~(+_+)

 

地盤保証書について

メールには地盤保証書の見本が添付されていました。

原本はお家の引き渡しの際もらえるみたい。

記載されていた地盤保証規定を読んで衝撃の事実を発見しました(+_+)!

第7条[保証免責事由]

⑤地震、噴火、洪水、津波、台風、落雷、竜巻、水害等の天災に起因する場合

 

地震で不同沈下しても地盤保証では適応外なんですね!!

 

不同沈下(ふどうちんか)とは

家全体が均等に沈下するのではなく、一方向に斜めに傾くような状態のこと

参考:ジオテック株式会社

 

ふつーーーに暮らしてたのに家が傾いた時だけ保証してくれるようです。

そりゃそっか地震保険もあるんだし・・・。

でもふつーーーに暮らしてたらお家が傾くことってそうそうないと思う。

せめて「震度5の地震がきても不同沈下しない」くらいまで保証内容に入れてほしいな~(+_+)

 

YAHOO知恵袋に聞いてみた

今回地盤保証結果についての疑問をYAHOO知恵袋に聞いてみました。

初めて質問してみたのですが数日で回答がありびっくり!

cbnss2272000さんありがとうございます!!

「請負契約書に地質調査の結果から地盤改良もなく、住宅瑕疵保証しますと記載させる」ことが大事なようです!!

地盤保証書に追記してもらうことを検討します!!

 

今後確認すること

地震による不同沈下は保証されないが、日本では小さな地震が多発している。どうやって地震による不同沈下なのかそうでないのかを見分けるのか?

根切り底への入念な転圧を行うことにより、N値は3.0を超えるのか?

「地質調査の結果から地盤改良の必要はなかった」という旨を地盤保証書に追記してもらえるか?

(保証対象に「地盤調査データ解析に基づいた基礎工事、または地盤改良工事が実施された建物を保証対象とします」と書いてあるから大丈夫なのかな?)

もう一度不動産会社に確認を取ってみたいと思います(^O^)/

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

お家づくりは続きます。

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