SUUMOで東京に通勤圏内の一戸建てを調べてみると、ほとんどが27坪~33坪くらいの広さでした。
30坪前後の一戸建てはだいたいがリビングダイニング+個室3~4部屋の間取りになるので、価格的にも広さ的にもちょうどいいのかもしれません。
ただ「30坪」「100平米」なんて数字だけ聞いても、なかなかイメージが湧かないことってありませんか?。
私は「新築木造2階建て・28坪・広々リビング」なんて広告を見ても、それがどれくらいの広さの家なのかちっとも分かりませんでした。
そこで今回は、30坪前後の一戸建てがどれくらいの広さになるのかを、家づくりのときに設計士さんに実際描いてもらった図面を元に見比べてみました。★
間取りは28坪、30坪、31坪、32坪の4パターンあります。全て図面の上が北になっています。
ちなみに私たちが最終的に決めた間取りは4つめの31坪の間取りです。
目次
まず・・・30坪(100平米)の広さはどれくらい?
まず30坪前後の一戸建てだと、水回りや玄関に大きな差は出ません。
広さに差が出るのは、リビングや個室、収納、パントリーやシューズインクロークです。
たとえば30坪(100平米)の広さの一戸建てなら、これくらいのスペースを取ることができます。
30坪の3LDKでできること
- 玄関タタキ:1.5畳
- 玄関ホール:1.5畳
- シューズインクローク:2畳
- 洗面所:2畳
- お風呂場:2畳
- トイレ1階:1畳
- トイレ2階:1畳
- 廊下:5畳
- 階段:2畳(ここに階段下収納が1畳分できる)
- 2階ホール:2畳
- リビングダイニング:18畳
- パントリー:2畳
- 寝室1:7畳
- 寝室1のウォークインクローゼット:3畳
- 寝室2:6畳
- 寝室2の収納:1畳
- 寝室3:5畳
- 寝室2の収納:1畳
合計:64畳=30坪=99平米
30坪あればリビングも収納もゆったりスペースを取ることができます。
部屋をもう一つ増やして4LDKにしたい場合は、2階の他の寝室を1畳ずつ狭くしたり、廊下が少ない間取りにすることで調整できます。
では実際の間取りをご覧ください~★
①28坪・4LDLの間取り
1階
1階は16.8畳のリビングダイニング、1畳のシューズインクローク、0.5畳のリビング収納があります。
2階
2階は8.5畳の主寝室、5畳の部屋が2つ、4.5畳の部屋が1つの4部屋です。
この間取りの特徴
●28坪でも4LDKの間取り
●主寝室のベッドを配置換えできる
→大きい窓は東側だけで南側を小さな換気用窓にしているので、南側と北側どっちにもベッドヘッドをくっつけることができる。
▲1階シューズインクロークとトイレの間にムダなスペースがある
▲欲しかったパントリーがない
▲2階の廊下が狭い。階段を上りきってすぐ個室1のドアがあって危ない
▲ロフトが個室2の中にある
→私たちは廊下からロフトに行けるようにしたいと思っていました
②30坪・3LDKの間取り
1階
2階お風呂にしたことで1階のリビングは19.5畳と広々しています。
ただ30坪のお家でパントリーが4畳もあるのは大きすぎる気が。。笑
2階
2階は赤枠で囲われているところがお風呂場です。
南側に2畳の書斎が半ばむりやり作られています。
書斎を作ったがために2階のトイレは窓なしという変な間取りです。
寝室のそばにお風呂があるのはマンションみたいで使いやすそうだと思ったのですが、無駄に広いパントリーと2階の窓なしトイレが気になります。
この間取りの特徴
●30坪でも19.5畳の広々リビング
●キッチン裏のパントリーは4畳。ちょっとした個室にもなる
▲2階トイレが窓なし
▲2畳の書斎を作るなら4~5畳の個室にしたほうが使い道が広がる
③32坪・4LDLの間取り
1階
「洗濯物を畳んだりする家事スペース兼パントリーが欲しい」という要望を反映させてくれた間取りです。
でも・・・なんでこの位置に家事スペースがあるの?笑
リビングのはじっこにむりやりくっついているけど・・・笑
洗面所と繋がってないから洗濯物畳むのもいちいち移動しなくちゃいけないし、キッチンと離れてるからパントリーにもならないし。
これでいいって思う人いないよね?ぜんぜん考えてない感が出ちゃってます。
設計士さんは提案数を稼ぐために適当な図面も提案しているなと感じた瞬間でした。
2階
2階の主寝室にはバルコニー側にも収納が増えています。
増やせばいいってもんじゃない笑
この間取りの特徴
●1階に廊下がないのでスペースを有効活用できている
▲1階のトイレがなぜか狭い
▲家事スペースの位置が謎
▲主寝室の意味不明なところ(バルコニー側)に収納がある
④これに決めた!31坪・4LDKの間取り
1階
4つ目の間取りは今私たちが住んでいるお家の間取りです。
17.5畳のリビングダイニング、リビング階段、2.5畳のシューズインクローク、3畳のパントリーと、収納とメイン空間のバランスがいいことがお気に入りです。
風水にもこだわってキッチンと水回りを配置しています。
2階
2階はホールを広くしてロフトへの上り下りがしやすいようにしました。ホールから直接ロフトに行けるようになっています。
その分主寝室が7畳と最初の間取りより1畳分狭くなっていますが、7畳あればクイーンサイズのベッドを置いてもスペース的には十分です。
他の三部屋は5畳前後と小さめですが、個室を増やすことを優先しました。
私は実家に自分の部屋がなかったので、部屋数の確保は譲れないポイントの一つでした。今はゆず太郎くんと私それぞれの個室があります。
この間取りの特徴
●1階は2.5畳のシューズインクローク、3畳のパントリーと収納バランスがいい
●リビング階段にしたことで1階の廊下スペースを節約できた
●お風呂、洗面所、トイレが繋がっているので動線が楽。
→トイレの後は洗面所で手を洗える。
→お風呂の前にトイレに行くときラク。
●2階の廊下からロフトに上がれる
→誰かの部屋に入らなくてもロフトに行けるので、共有スペースとして使いやすい。
▲2階の廊下を広くした分、主寝室が8畳から7畳に狭くなった
入居して1年経ちますが、今見返してもこの間取りにしてよかったなと思います。。
30坪(100平米)は4人家族でも余裕で暮らせる大きさ
30坪前後のお家は4人家族でも余裕をもって暮らせる広さです。
個室も作れるのでプライバシーの確保も問題ないと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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