一戸建ての安全な階段幅・寸法・上り下りしやすい高さについて

 

「階段幅が91㎝って狭いのかな?」

「安全な階段の高さってどれくらいなんだろう?」

 

と家づくりで階段のサイズについて迷った方は多いのではないでしょうか。

特に今までマンション住まいだったりすると家の中の階段ってイメージが持ちづらいですよね。

今回は設計士さんに聞いたことを元に、一戸建ての安全で快適な階段について書いています✍

階段の幅や高さが気になっている方はぜひお付き合いください。

 

目次

我が家の階段の寸法

一戸建て階段の幅と段数

31坪2階建ての我が家の階段はこんなかんじです。

  • 階段スペースは1坪(2畳)
  • 1階の床から2階の床までが280㎝(天井高は240㎝)
  • 段数は14段(2階の床が14段目)
  • 1段の高さは20㎝
  • 階段の幅は76㎝

天井高と階段のスペースは一般的な建売のお家と同じだと思います。

 

安全な階段の高さ・幅はどれくらい?

階段の幅と段数

住宅の階段は建築基準法によってこのように定められています。(令23条1項)

  • 有効幅:75㎝以上
  • 踏面(ふみづら):15㎝以上
  • 蹴上(けあげ):23㎝以下

有効幅は建築後の壁と壁の距離のこと、踏面は足を置く板の部分、蹴上は1段の高さです。

ただしこれは安全な階段の基準という訳ではありません。仮に踏面15㎝・蹴上23㎝の階段があるとすると、それはかなり急な階段のはずです。

だって踏面15センチだったら足半分くらいはみ出しちゃいますもんね。。

あくまでも最低限の目安だと思っておいたほうが良さそうです。

 

階段幅91㎝は狭い?普通?

 一戸建て階段の幅と段数

図面では階段幅が91㎝あるように見えても、実は壁の厚さを差し引くと有効幅(建築後の壁から壁の距離)は75㎝くらいです。

間取りの打ち合わせのとき設計士さんに聞いてみたところ、有効幅が75㎝なのは普通とのことでした。

おそらく30坪くらいのお家でかつ1坪階段なら、階段の有効幅は約75㎝になると思います。

我が家の図面で見てみると、1マスが91㎝、壁の厚みが左右合わせて約15㎝なので、階段幅は76㎝となります。

私は有効幅75㎝の階段でも狭くは感じません★

体がぶつかったりするようなことはまずないですし、大人が一人上り下りするのには十分です。特別広いわけでもありませんが、階段ってこんなものかなと思います。

 

上り下りしやすい階段の計算式!

一戸建て階段の幅と段数

階段の高さ・幅について悩んでいる方に朗報!

実は上り下りしやすい階段かどうか見極める計算式があるんです。

それがこちら。

 

蹴上×2+踏面=60~65cm

 

簡単ですよね。

なぜこの計算式で上り下りしやすい階段かどうか分かるかというと、日本人の平均的な歩幅(約60㎝~65㎝)を元に作られた式だからです。

60㎝以下だと小刻みに登る階段、65㎝以上だと一歩一歩が大きい階段になります。

たとえば我が家の階段で計算してみるとこんな感じです。
・蹴上20㎝×2+踏面24㎝=64㎝ 

会社の階段も計算してみました。
・蹴上17㎝×2+踏面28㎝=62㎝

踏面が28センチあると足がしっかりのせられて安心です。

歩幅は身長などによって異なるので、あくまで目安として見るくらいのほうがいいかもしれません。

 

安全な階段はコレだ!

今回調べたことと設計士さんにアドバイスしてもらったことを元に、安全で快適な階段の特徴を3つのリストにしました!この条件を満たしていれば大丈夫!!

  • 階段幅が75㎝以上
  • 蹴上×2+踏面が60㎝~65cm
  • 1段が20㎝以下

内覧や間取りの打ち合わせをするときにぜひ確認してみてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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