道を歩いているとシャッターを閉めっぱなしにしているお家をたくさん見かけます。
人通りがある道に面していて、かつ大きめの窓だとシャッターが下りていることが多いような気が。
なぜなのでしょうか?
夜勤があるお仕事の人が住んでいたり、納土や客間で普段使わないお部屋なのかな?
それなら納得なのですが、もし普段使っている部屋なのにシャッターを締め切っているんだとしたら、もったいない気がします。
シャッターを閉めっぱなしにするならいさぎよく壁にしたほうがいいはずです。
どうしてこういう窓ができちゃうんだろう?と考えたところ、原因は家づくりのときはつい窓を大きくしたくなるからではないかと思いました。
良い家の条件は人によってさまざまですが、「自然光がたくさん入る明るい家」はもっとも人気がある条件の一つです。
その条件をクリアするために躍起になると、必要以上に窓を大きくしたり増やしたりすることになります。
その結果、シャッターを閉めたくなるような窓ができてしまうのではないでしょうか。
窓を大きくする=プライバシーがなくなるということです。
私は家づくりをしてみて、窓は自分が思い描いているより小さめでも充分なことが多いと感じました。
目次
大きな窓はいいことだけじゃない
大きな窓は解放感があって光がたくさん入るようになります。
そのかわり、掃出し窓のような大きな窓だと家の中が外からでも見えてしまうデメリットも。。
ちなみにこれは敷地が30坪くらいのお家の場合です。窓の前のスペースが開けていたり敷地が広いお家は話が別です。
例えば30坪の敷地に2階建ての家を建てると、道路はすぐそこ。窓の1メートル先が道路なんてことは普通です。
そうなるとレースカーテンは必須ですし、人や車の気配も気になります。
30坪くらいの敷地で家を建てるなら、どうやって光を取り入れるのかと同時に、「どうやってプライバシーを守る空間を作るか」を考えるべきです。
家づくりのときは強気になる
お家づくりでやりたいことがあると、それを実現させることに必死になって他のことは気にならなくなったりします。
例えばこんな風に・・・。
南道路の土地を購入
↓
家の前の道路は人通りも車通りも多い
↓
せっかく南向きだし明るいリビングにしたい
↓
思い切って大きな窓をつくる
↓
視線が気になる
↓
カーテンまたはシャッター閉めっぱなし
明るい家にしたいという希望があると、窓を開けてすぐ目の前が人通りが多い道だとしても、それは大したことがないような気になってきます。
でも、お家が安心できる空間かどうかは住みやすさにダイレクトに関わる大事なことです。
窓はお家の大きさに対して大きすぎたり多すぎたりすると、落ち着かない空間になってしまいます。
シャッターを閉めっぱなしにしているお家が多いのは、住んでいる人がそうしないと安心できないからかもしれません。
プライバシーが守れる窓
シャッターを閉めっぱなしにする窓を作るくらいなら、窓を小さくするか位置を変えるべきだと思います。
窓の大きさを決める時は光の入りやすさだけでなく、プライバシーが保てるかどうかも同じくらい大事なことだと感じました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。。
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