耐震等級1と耐震等級3では、地震保険はいくら違うのか。見積もり金額を公開します

 

私たちのお願いしている工務店は耐震等級1が標準仕様でした。

耐震等級には1~3まで等級があり、3が最も地震に強いとされています。首都直下型地震は30年以内に70%の確率で起こると言われているし、できれば一番安心できる耐震等級3にしたいと思っていました。

けど!!

耐震等級3にグレードアップするには、オプション費用として70万円(税別)かかるとのこと!!

ひえ~~~高すぎ!!。。

オプション費用はすでに予算分ギリギリまできていたので、ゆず太郎くんと色々話し合いました。

そこで出た案が、70万円を保険の割引でカバーできるんじゃないか?ということ。

地震保険はどの保険会社でも耐震等級1で10%割引、耐震等級3で50%割引が適用されます。

これなら耐震等級3にグレードアップして今70万円出したほうが、長い目で見れば耐震等級1のままよりもお得になるのではないかと考えました。

保険会社に耐震等級1と3でそれぞれ火災・地震保険の見積もりを出していただいたので、今回はその内容と金額をまとめておきます。

耐震等級を1から3へ変更しようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。★

 

目次

建物情報

保険金額は土地の面積やお家の構造によって変わってきます。

今回は三井住友海上のおすすめプランで見積もりを作っていただきました。

  • 建物評価額:1800万円
  • 建築年月:平成29年11月
  • 構造級別:H構造(非耐火)
  • 建物形態:独立住宅(一戸建)の一等全体
  • 専有延面積:103㎡
  • 建物契約に含まれるもの:建物の基礎、門、塀、垣、物置、車庫等(66㎡未満)

また私たちは千葉銀行で住宅ローンを組んでいるのですが、千葉銀行が紹介する保険会社(3社から選べる)で契約すると15%引きが適用されます。そのため今回は15%引きされた金額で記載しています。

保証内容

保証内容は耐震等級1と3共通です。

期間

  • 火災保険期間:保険開始日から10年間
  • 地震保険期間:保険開始日から5年間(以後自動継続)

 

対象

  1. 火災・落雷・破裂・爆発
  2. 風災・雹(ひょう)災、雪災
  3. 水ぬれ
  4. 盗難
  5. 水災
  6. 破損、汚損等
  7. 地震、噴火、津波(地震保険)

 

建物・家財の保険金額

  • 建物:1800万円(地震の場合は900万円)
  • 家財(長期用)特約:500万円(地震の場合は250万円)

 

その他の補償・特約等

  • 事故時諸費用(10%、100万円限度)
  • 地震火災費用(5%、100万円限度)
  • 日常生活賠償(1億円・免責0万円)
  • 類焼損害・見舞費用(1億円・1被災世帯30万円限度)
  • 暮らしのQQ隊(カギ開け、水回り)

 

【耐震等級1】の保険料内訳

まずは標準仕様だった耐震等級1の保険料からご紹介します。

  • 払込方法:長期一括払
  • 建物:203280円
  • 地震保険:130860円
  • 家財(長期用)特約:92440円
  • 地震保険:36350円
  • 日常生活賠償特約:9110円
  • 失火見舞費用特約/類焼損害・見舞費用特約:11230円

 

合計保険証:483270円
※火災保険10年分、地震保険5年分

でした!!

いや~、結構かかりますね。

このプランは保険会社さんおすすめなので、かなり手厚い保障内容になっていると思われます。

 

【耐震等級3】の保険料内訳

つづいて耐震等級3の保険料です。

違いが出てくるのは地震保険のところだけです。火災保険は耐震等級の違いで保険料が変わることはありません。

  • 建物の地震保険:72720円
  • 家財の地震保険:20200円

 

合計保険証:408980円
※火災保険10年分、地震保険5年分

です!!

耐震等級1は483270円
耐震等級3は408980円

耐震等級3のほうが74290円安いという果となりました!

差額の74290円は地震保険5年分の差額です。

たとえば住宅ローンと合わせて保険も35年間加入するなら、74290円(5年分)×7=520030円

35年間のスパンでみると、耐震等級1のほうが約52万円も多く保険料を支払う必要があることが分かりました!

耐震等級1のままだと耐震等級3より保険料を合計52万円多支払うことになる。

その差額は18万円。

ということは、18万円で耐震等級3にグレードアップできるのと同じだ‼これならやるっきゃない★

 

補償内容を削れば安くなる

保険会社の方に聞いたところ、立地によっては水災(洪水などの補償)をカットする人が多いとのこと。

水災の補償は高台にあるお家やマンションの高層階などの場合は必ずしも必要ではないからです。

水災をカットした見積もりは下記の通り。

耐震等級1:402120円(-81150円)
耐震等級3:327830円(-81150円)

どちらもマイナス約8万円引きになりました。

水災をカットするだけでずいぶん変わります。我が家も高台にあるので水災補償はなしで大丈夫そうだな。

 

まとめ

地震保険は、35年間のスパンだと、耐震等級1より耐震等級3のほうが約50万円安くなります。

ということで、我が家は70万円で耐震等級3へグレードアップすることに決めました★

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。お家づくりは続きます。

 

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